2011年9月24日土曜日

Ad and Media




今回は広告屋さんのお話です。


ぼくはBtoCのwebやさんなので、基本的にインターネットのSoftwareサービスのキャッチアップなどが主な刺激です。

一方で、人間のアウトプットの質を上げるには脳の様々な部分に一次情報もしくは一流の刺激を与える必要があると思っています。

9/23,9/24でCreative Kitchenというとても有名なクリエーターの方々がコミュニケーションの考え方を共有していただけるイベントに行ってきました。

ぼくは広告側の人間ではないので間違いなどが多々あるので、ぜひご指摘していただけると幸いです。







まずはAndes Beer 動画はご存知でしょうか。
これは
【Situation】男性は友達とバーにビールを飲みにいくのが好き
【Problem】 女性は彼氏が自分を置いて友達とバーに行くことを嫌っている
【Solution】皆さんはどうしますか?? それに対する解決策が以下の動画です。
こういった人を魅了するものを作るために、クリエーターは色々試行錯誤するわけです。







チームラボの猪子さんの有名な作品『ZEN』

日本の水墨画に注目したときに、日本の画家で水墨画のみを描いていた人はいませんでした。
両方を描いている人がほとんどです。
そして海外で水墨画は広まらなかったという前提で考えたときに、
実は戦後の海外の教育が入る前の日本では、
日本人の目からみた世界は、今我々が見ている世界と異なるのではないかと考えたそうです。


水墨画は風景画が中心で、家などの人工物はほとんどでてこないです。
昔の日本人が世界を見たときに、生命エネルギーが見えたのではないか。
そして、
その生命エネルギーというオーラを水墨画で落とし込んだのではないか
という仮説をたてたそうです。
ドラゴンボールの悟空が出すびよびよも生命エネルギーだと猪子さんは
おっしゃってました。

そういう観点から作られたのがこの作品。

1つの物事をあらゆる仮説を立てて人々が驚く仕組みを作る姿勢がとても印象的でした。
















そして、もう1つのセッションは
カンヌの作品を噛み砕きながら今のクリエイティブがどのような方向に向かっているかを説明するもの。
電通の岸さんや樋口さん、博報堂の木村さんや島さんのセッション。


例えば、コカコーラがよくやっている人を幸せにするキャンペーンの1つ。




これが自分の大学やオフィスにあったらおそらくみんなコーラを購入したくなると思います。




クリエイティブの人達
【人々の意識をどう変え】
【人々の行動をどう変え】
【人々をどう動かすか】
を徹底的に考えてみます。



上の2つの例は、ユーザー参加型の広告です。
一方で、これはネットサービスにも同様なことがいえるのではないでしょうか。
いかに導線を作り(マーケティングをして)
いかにプレイさせて(メディアコンテンツを作成し)
いかに人に伝えるか(バイラルを生み出すか)



BtoB側はユーザーが参加したくなる広告を、PRを人々のライフスタイルや深層心理、クライアントの問題をベースに徹底的に考えている印象を受けました。
一方で、BtoCは人間の根本的な欲求をデータドリブンを使ってアジャイル開発で徹底的に考えてサービスにしています。
メディアが発達したことで、2つの境目はどんどんなくなってきている気がしました。
行っている内容はとても近しいものがあり、これらの共通項を結びつけることで、人の根源的欲求を満たすサービスは今まで異常に出てくるのではないかなと。
そして、現段階ではBtoB側の人達が今までのクリエイティブを応用させる形でBtoC側に入ってきている気がします。


様々なテリトリーの物事をいかに結びつけるか、
YouTubeやfacebookが発達してくることで可能性が広がってきているなという印象。
色々な一流の作品に触れることで触発される部分は沢山あります。


Game changingはこれからの自分の課題です。